【LUSH】カカでヘアカラー! レビューと上手な使い方

LUSHの「カカ」をご存知ですか? カカは、ヘナという植物を原料としたLUSHのヘアカラー製品。髪を傷めることなくヘアカラーできるほか、「動物実験を行わない」商品を扱うLUSHによるプロダクトのため、エシカルな選択をしながらおしゃれを楽しむことができるのです。
この記事では、カカ暦約半年(使用は3回目!)の私が、カカの上手な使い方や、実際にカカを使用した感想についてまとめています。
「カカってどんな商品? 普通のカラーとはどう違うの?」「使い方がいまいちわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
カカってどんな商品? カカの種類は?
LUSHのカカは、ヘナ(ヘンナ)という植物を原材料としたヘアマニキュアのこと。
ヘナはインド・エジプトなどで昔から爪や髪を染める染料としても使われており、髪の毛を脱色することなく染めることができます。

原材料のヘナ自体にもトリートメント効果があると言われていますが、カカにはカカオバターやエッセンシャルオイルもブレンドされているので、カラーをしながらも髪の毛の状態をすこやかに整えることができるのです。
カカの種類
現在カカは、次の4種類のカラーが販売されています。
- カカ・ブラン
ナチュラルで深みのあるダークブラウン。
カカ・マロンやカカ・ルージュよりもやや暗めです。 - カカ・マロン
赤褐色〜栗色のブラウン。
カカ・ブランよりもやや明るめです。 - カカ・ルージュ
赤〜赤茶色。
もとの髪色が明るい方は、とてもきれいに明るい赤〜オレンジに染まるそうです。 - カカ・ノワール
ダークな深みのある黒色。
カカのなかでは最も暗いカラーです。
カカの使い方
カカの使い方はLUSH公式サイトにも載っているのですが、私なりの使い方を解説します。
(実はカカを使うのは3回目の私。自分なりにやりやすい方法がわかってきたので、参考になる部分もあるかと思います!)
準備するもの
私がカカを使うときに準備するのは以下のとおりです。

(写真には映っていないのですが、加えてお湯・湯煎のボウルも必要です!)
- カカ
- 耐熱性の容器
- 耐熱性のボウル(カカを湯煎するので、2の容器より大きいサイズを)
- ゴムヘラ(お菓子作り用のものがおすすめ)
- シャワーキャップ(またはラップ)
- 汚れてもいいタオル(黒がおすすめ)
- 汚れてもいいヘアブラシ
- 髪ゴム・ヘアクリップ(髪の長い人)
- LUSHの「俳句」(または油性のクリーム)
- 沸騰させたお湯500ml〜1Lくらい
ほか、家の中や手が汚れないかが気にになる方は、 - ヘアカラー用のケープ
- レジャーシート
- 手袋
も用意しておくとよいかと思います。
(私は最初は用意していたのですが、今は使わずにやっています)
実際にカカで染めている最中に「家にない!」となっては、なかなか買いに行くのも難しいかと思いますので、しっかり準備してからスタートすることをおすすめします。
カカの使用量
公式によると、カカの使用量の目安は
ベリーショート:1ブロック
LUSH 「オーガニックヘアカラーであなた色の髪に:「カカ」の使い方」より
ショートカット:2ブロック
セミロング:3ブロック
ロング:1個(6ブロック)
だそうですが、ロングヘアの私は1.5〜2ブロックくらいを使っています。
個人的には、ロングでも2ブロックあれば充分全頭に塗ることができるかなと思います。(ショートやミディアムの方は1〜1.5ブロックくらいで足りると思います)
私はカラーよりもトリートメント効果を目的として使っているので、「がっつりカラーをしたい!」という方は私よりやや多め、または公式を参考にしてみてもいいかもしれません。
カカで髪を染める手順
準備ができたら、さっそくカカを使っていきましょう!
私は次の手順でカカを使っています。
1. カカをお湯で溶かす
カカを耐熱容器に入れ、沸騰したての熱湯を少しずつ注ぎながら、ゴムベラを使って溶かします。(あらかじめ包丁でカカを刻んでおくと溶かしやすいです)
ペースト状になるまで混ぜていきます。チョコレートクリームくらい、もったりしていると塗りやすいかと思います。

2.汚れないように準備する
私はお風呂で塗っているので、全裸でカカを塗ってそのままシャワーを浴びています。
お風呂で塗る場合
お風呂で塗る場合は、お風呂場または脱衣所に「溶かしたカカ(湯煎したままの状態)・シャワーキャップ(またはラップ)・汚れてもいいタオル・ヘアブラシ・髪ゴム・ヘアクリップ」を持っていきます。
部屋で塗る場合
部屋で塗る場合は、上記のものに加えて「ヘアカラー用のケープ・レジャーシート・手袋」を用意します。また、このときはなるべく汚れてもいい服(できればボタンなど前開きのもの)で行うようにしましょう。
用意ができたら、この時点でLUSHの「俳句」(または油性のクリーム)を髪の毛の生え際や襟足に塗っておきます。(髪の生え際が染まるのを防ぎます。万一染まってしまっても1週間程度で消えるので、過度に心配する必要はありません。)
3.カカを塗る
準備ができたら、ペースト状にしたカカを塗っていきます。
カカは冷えるとボソボソになって固まってくるので、カカを入れた容器は熱湯で湯煎したままの状態でキープしておきます。
お風呂で塗る場合
お風呂で塗る場合は、お風呂場でカカのペーストを塗っていきます。私はヘラと手を使って塗っています。お風呂場だと、手や体についてしまってもすぐ洗い流せるので思い切って塗ってよいかと思います。
髪の量が多い方や髪が長い方は、ヘアクリップを使ってブロッキングしながら塗ってもいいかもしれません。(私はうまくブロッキングできないので、ヘアクリップなしで塗っています)
このとき、髪の毛は濡れた状態でも乾いた状態でも問題ありません。
部屋で塗る場合
部屋で塗る場合は、ヘアカラー用のケープを装着します。塗っている最中にカカがボロボロ落ちるので、レジャーシートの上でおこないましょう。このとき、手にカカが付いてしまうと作業がしにくいので手袋をはめて、ヘラで塗っていくことをおすすめします。
4. 髪の毛をまとめて、4〜5時間放置する
カカを塗り終わったら、髪の毛をまとめてシャワーキャップ(またはラップ)で髪の毛を覆います。髪の長い方は、ヘアゴムでお団子にしてからシャワーキャップをかぶると安定します。このとき、汚れてもいいヘアブラシを使うとまとめやすいです。
シャワーキャップをかぶった上から汚れてもいいタオルを巻き、そのまま4〜5時間を置いて色を定着させます。(トリートメント目的の方は、1〜2時間でもいいかと思います)
シャワーキャップ+タオルで巻いておくと結構安定感があるので、日常生活は普通に送れると思います。
5. カカを洗い流す
時間を置いたら、お風呂場でカカを洗い流します。
このときシャンプーをしてもよいですが、色を定着させたい場合はシャンプーは翌日からにするとよいそうです。
私はお湯を溜めて、そのまま浴槽のお湯で髪を洗い流しながら、カカ風呂にしています。(色はびっくりしますが、肌が保湿されるのではないかという期待を込めて…)
また、カカの色が浴槽に付くことがあるので、カカを洗い流したあとは早めに浴槽を掃除するといいと思います。
カカが排水溝に詰まらないように、排水溝に髪の毛取りスポンジやフィルターを設置しておくのもおすすめです。
以上が、私がカカを使うときの一連の手順です。
大変そうに思えるかもしれませんが、慣れるとサクッとできるようになります。
公式のやり方とはちょっと違うところもあるのですが、参考にしていただければと思います。
カカで髪を染めるときに注意すること
カカで髪を染めるときは、次のことに注意しましょう。

1. 匂いが髪につくため、なるべく「次の日が休み」の日に行う
カカは独特な干し草のような匂いがするのですが、割と髪に匂いが残ります。
髪が濡れた状態では1週間弱程度、乾いた状態では次の日くらいまで匂いが残りますので、カカを使うのは「次の日に予定がない日」にすることをおすすめします。
リモートワークをされている方などは、実施しやすいかもしれませんね。
2. 半日外に出なくてもいい日に行う
カカは定着に4〜5時間かかります。定着させている間は外出できないので、外に出ないでいいように、外出の用事や買い物などは事前に済ませておくことをおすすめします。
3. 髪の毛に整髪料や汚れなどがついていない状態で行う
汚れや整髪料がついた状態でカカを塗ると、染まりにくくなってしまいます。
髪の毛にワックスや洗い流さないトリートメントなどがついている場合は、洗い流した状態でカカを塗るようにしましょう。(シャンプーの使用はOKですが、洗い流したあとに、トリートメントやコンディショナーは使わないこと)
カカは濡れた髪にも使えるので、私はお風呂場で髪の毛をお湯で流したあとにそのままカカを塗るようにしています。
カカを使った感想【3つのメリット】
私が実際にカカを使ってみて感じたメリットは次の3つです。

メリット1:トリートメント効果
カカを使うメリットのひとつは、トリートメント効果です。
私はくせ毛で広がりやすくツヤが出にくい髪質なのですが、カカを使うと、美容室のトリートメント後のようなツヤとまとまりが出ます。
カカを使った翌日はちょっともったりしている感じなのですが、2日後からサラサラ感とツヤが出るようになり、アイロンを使わなくてもよくなる(頻度が減る)ほどです。
体感的に、カカのツヤ感は1ヶ月半〜2ヶ月くらい持つような気がします。
髪を傷めるどころか、髪をきれいにしながらカラーができるのはとても大きなメリットですよね。
メリット2:エシカルな選択ができる
カカのメリットの2つめは、エシカルな選択ができるということ。
カカはLUSHの製品であるため、動物実験を行うことなく生産されています。
加えて、カカは原材料に動物由来のものは使われていないヴィーガン製品。原材料はすべて植物由来のものが使用されています。
動物にも自然にも負担をかけず、エシカルな方法で生産されているカカはエシカルな選択肢といえるでしょう。
メリット3:コストパフォーマンスが高く、経済的
カカのメリットの3つめは、コストパフォーマンスがとても高いこと。
カカは1つ(6ブロック)あたり2250円(税込)。私は1回あたりに使う量は約1.5〜2ブロックほどなので、ひとつのカカで約3〜4回ほど使うことができます。
美容室でカラーとトリートメントをするよりもかなり安く行うことができるので、実はカカのコストパフォーマンスはとても高いのです。
カカを使った感想【3つのデメリット】
一方で、私が実際にカカを使ってみて感じたデメリットは次のとおりです。

デメリット1:手間・時間がかかる
カカはセルフで行ううえ、放置時間も長いので、手間と時間がかかってしまうのはデメリットかもしれません。
やはりサロンに行くと美容師さんが全て施術してくれるので、どうしてもカカのほうが面倒に感じることも。カカはゆったり時間の取れるときに使ってみるといいですね。
デメリット2:匂いが独特
注意点にも書きましたが、カカは独特な匂いがします。干し草のような匂いがするため、使うタイミングを選ばなくてはならない、というのはデメリットかもしれません。
個人的には不快ではないのですが、他のLUSH製品のような「いい香り」ではないので、香りを楽しむ製品ではなさそうです。
デメリット3:カラーバリエーションが美容院よりは少ない
やはり、美容室のようなカラーバリエーションが揃っていないため、人によっては「なりたい髪色がない」ということも。
また、カカは地毛(染める前の髪)の色や放置時間によっても染まり具合は変わるそうなので、狙った色に染まりづらいというのは、人によってはデメリットかもしれません。
ですが、カカは違う種類のものを混ぜたり、コーヒーや紅茶を混ぜたりすることで色を調整できるそう。「自分好みの色を作る」というDIYのマインドで使ってみてもいいかもしれませんね。
まとめ
この記事では、私がカカを使った経験をもとに、カカの使い方やメリット・デメリットについて解説しました。
多少手間がかかってはしまいますが、カラーと同時にトリートメント効果がある、コスパ抜群、何よりエシカルでサステナブルな選択をしながらおしゃれをすることができます。
LUSHのなかでも、カカはとてもおすすめな商品のひとつです。
ぜひ週末や連休などを利用して、カカにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
こちらの記事もいかがですか?