ヴィーガンの始め方って? ヴィーガニズムを楽しく始める5つのアイデア

近年、ヴィーガン(ビーガン)への関心が高まっており、耳にする機会も増えました。ですが、「ヴィーガンに興味があるけど、どうやって始めたらいいかわからない」「ヴィーガンってハードル高そうで無理」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ヴィーガン歴約1年の私がヴィーガニズムを楽しく始めるアイデアを5つご紹介します。
1. 「〇〇は食べちゃダメ」という考え方を変える
ヴィーガンと聞くと「お肉はダメ、卵・牛乳もダメ、大好きなバターを塗ったトーストだって食べれない…」と絶望的な気持ちになる方もいるかもしれません。
でも大丈夫。ヴィーガンでも美味しく食事を楽しむことは可能です。(むしろ、より食生活を楽しめるかも)

ヴィーガンの食生活を楽しむために大事なのは、「食べてはダメ」なものを考えるのではなく「食べてOK」なものに目を向けること。
スーパーにお買い物に行ったときに、じっくり食品をチェックしてみましょう。お肉のように使える「大豆ミート」、植物由来のヴィーガンチーズ、牛乳の代わりに使える豆乳やアーモンドミルク、豆乳ヨーグルト…などなど、ヴィーガンでも楽しめる魅力的な食材がたくさん見つかるはずです。
「ヴィーガンだから、仕方なくコレを食べている…」という消去法的な考え方ではなく、「私はこれを選んで、食べたいから食べている!」というような、積極的に食事を楽しむ姿勢を持つと、ヴィーガンの食事を楽しむことができるはずです。
2. 心身のコンディションに目を向ける
「ヴィーガンを始めてみたい」「始めたばかり」という方は、ぜひヴィーガンの生活によって自分の心と身体のコンディションに目を向けてみて。
比較的消化に優しいヴィーガンの食事をすることや、主に天然由来成分からなるヴィーガンのスキンケア・メイクアップ製品を使うなかで、「今日の体調・気分は?」「お肌の調子は?」「頭は冴えてる?」など、細かく自分に問いかけてみましょう。
体が軽く感じられたり、気分が晴れやかだったり、お肌がイキイキしていたり…このような
ヴィーガニズムを取り入れることで得られる嬉しい変化に注目し、その変化をぜひ楽しんでください。
ちなみに私は、「胃がもたれない」「便秘をしなくなった」「野菜がもっとおいしく感じられるようになった」などの変化を実感しています。
逆に、もし気分や体調が優れなかったり、調子が悪いようなことがあれば、一度ヴィーガンはおやすみしてもいいかもしれません。常に自分自身に問いかけながら、無理なく自分が心地よく感じられるようなヴィーガニズムの取り入れ方を探っていくことが、無理なくヴィーガンを始める・続ける秘訣です。
3. 料理を楽しむ
料理は好きですか? 「大好き!得意!」という方はもちろん、「あまり料理は得意ではない…」という方も、ヴィーガンを始めるのであれば、ぜひ料理を楽しむことをおすすめします。

最近ではヴィーガン対応のお惣菜やスナックなども増えていますが、まだまだ全てがヴィーガン対応というわけではありません。自分で料理をすれば、本来はヴィーガンではないオムライスや明太子パスタ、餃子やマヨネーズだってヴィーガン対応のものを楽しむことができるのです。
それに、自分で料理をすることで添加物のとりすぎ防止にもつながりますし、動物性の食品を使わないため比較的ヘルシーに仕上げることができます。
とくに日本食は、おいしくヴィーガンの食事を楽しむことができるのでおすすめです。昆布だしでわかめと薄揚げのお味噌汁を炊いて、お豆腐にお醤油とねぎを添え、ごぼうと人参の炊き込みご飯をあわせれば、立派な和定食のできあがり。お料理初心者の方にもおすすめです。
4. ヴィーガン対応製品を作っているブランドのストーリーを知る
ヴィーガンを始めるのであれば、ぜひヴィーガン対応の製品を作っているブランドやメーカーについて調べてみましょう。

魅力的なヴィーガン製品はたくさんありますが、その製品の根幹にあるコミットメントや理念などを知ることで、よりその製品・ブランドを愛し、自分の選択に誇りを持てるようになるでしょう。
5. 完璧を求めすぎず、少しずつ取り入れる
ヴィーガニズムを気負わず始め、楽しく続けるためには、はじめから完璧を求めすぎないこと。これは最も大事といっても過言ではないかもしれません。

1日だけうっかり卵が入ったサンドイッチを食べてしまった、お蕎麦の出汁に鰹が含まれていた、友達とのランチで誘惑に負けてハンバーガーを食べてしまった…。
こういったことで絶望する必要はないのです。それより、自分がヴィーガンとして行うことのできた結果を褒めてあげましょう。
そして、必ずしもいきなり100%ヴィーガンを始めなくてはならないわけでもありません。まずは、ミートフリーマンデー(月曜日にお肉を食べない取り組み)から取り入れてみる、ぺスクタリアンやベジタリアンから始めてみる、ランチだけはヴィーガンにしてみる…など。ライフスタイルや自身のコンディションに合わせ、自分が心地よく過ごせる頻度や取り入れ方でヴィーガンを始めてみてください。
あなたがヴィーガンを実践できなかった日があったとしても、それを誰かに懺悔する必要は必ずしもないのです。自分や他人を責めるのではなく、常に自分と向き合い、自分を褒めるようにしてみてください。
まとめ
ヴィーガニズムを楽しく始める・取り入れるアイデアについて、5つご紹介しました。
これらはすべて、約1年間ヴィーガンを続けている私が心がけていることです。ヴィーガンは苦しくて辛いことではなく、楽しく心地のいいライフスタイルであり、生き方です。
「ヴィーガンは大変そう」「ハードルが高い」と感じている方、一度その考え方を捨てて、明日は美味しいヴィーガン・ブランチを食べてみませんか? 次に買うリップスティックを、ヴィーガンコスメにしてみませんか? それぞれのライフスタイルに合わせたやり方で、ぜひ楽しくヴィーガンを始めてみてください。
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